Jon Mueller - What's Lost Is Something Important. What's Found Is Something Not Revealed
ARTIST / Jon Mueller
TITLE / What's Lost Is Something Important. What's Found Is Something Not Revealed
LABEL / crouton
DATE / 2004
TITLE / What's Lost Is Something Important. What's Found Is Something Not Revealed
LABEL / crouton
DATE / 2004
1153。レコードの7"が入るような大きな紙製ジャケに封入されていました。PeleのJon Muellerによる実験フェイズであります。MuellerにはぜひともJim O'Rourkeとの実験スパイスの効いたポップス面での競演を期待したいのですけれどもどうでしょうか。Collections Of Colonies Of Beesの7枚目の盤は08年1月になんとtable of the elementsからリリースということで、ええ子やなーと勝手に考えている次第です。さてもともとドラマーのMuellerなので、この盤でもドラムが重要な楽器としてその役割を演じています。それまでcroutonから競作を何枚か出していたのですが、ソロ名義としてはこの盤が1stとなるみたい。おそらく一部を除いてその多くの音がドラムがならせる音の可能性から掬い取られたものであり、それをテープ処理などをかませた上で全体化しているように感じられる。あくまで仮にだが、一般的な「ロック」の十分条件としてリズム隊としてのドラムセットがあるとすれ)、まさにJon Muellerの実践とは「ポスト・ロック」のそれである。打音による音の可能性の追求は、メタ・ミュージックであることもこのMuellerの実践がポスト的であることを裏付けている。Jon Muellerのかっこよさはその真摯さであり、実践者でありながら、ストイックな探求者でもあるというところに由来しているだろう。全2曲、手抜きなし。