V.A : Bip-Hop Generation Vol.1
ARTIST / V.A
TITLE / Bip-Hop Generation Vol.1
LABEL / bip-hop
DATE / 2001
TITLE / Bip-Hop Generation Vol.1
LABEL / bip-hop
DATE / 2001
1068。電子界の現状を紹介するという理念のもとにはじめられたbip-hopの重要なコンピレーション。このブログでもこれまでVol2、Vol3、Vol4、Vol7と紹介しました。レーベルのショーケースではなく、世界的な視野で集められた音源はおそらく数十年後、このシーンがあるまとまりをもって概観されるようになるときに、ライナーノーツもあわせて注目すべき資料のひとつとして機能することになるでしょう。一応シリーズ1作目であり、bip-hopが世にとうたレーベル初リリース作品でもあります。やはりM1M2はニューヨークからcarparkの首領marumari。LRともにあまり評価の高くないmarumariですけれども、このコンピにおさめられているM1は叙情性もあり素敵ではないか。M3はドイツから貴公子Schneider TM。この人の単体盤を意外と持っていないことに気づいて愕然とする。M4M5はイタリアからMassimo。megoからの諸作はジャケもあわせてゲテモノノイズだったのですが、実はこのコンピに見られるように繊細な一面もあるから信用できない。M6はこのブログでたびたび言及されるもまだ単体盤を手に入れていないGoemがベルギーから。M7はフランスからUltra Milkmaids(参考:1)。M8M9はイギリスからmorr系のPhonem。今では結構名前の通っている方々、といってよさそうです。自身のレーベルの船出で世界各国の電子事情へと目を配る態度というのは、先に述べたように大いに評価されるべきでしょう。