Parts & Labor : Stay Afraid
ARTIST / Parts & Labor
TITLE / Stay Afraid
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2006
TITLE / Stay Afraid
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2006
1085。なんか今まで聴いてきたjagjaguwarと雰囲気が違う。むちゃくちゃに(しかしきちんと拍を守って)ドラムをたたきまくってギターはノイズをまとわらせているという意味ではOneidaに似ていなくもないけれども、のせるメロディーがやたら陽気である。パンクの陽気さ、メインストリームの明るさ、とでもいおうか。存在論的な憂いも感じられないし、陰鬱さの自己演出も発露していない。Parts & LaborはBattlesのTyondai Braxtonとスプリット盤をだしたこともあるというニューヨークの3人組であり、その陽気さは表層的なニューヨークを背負っている、といえなくもないのかもしれない。ともかく勢いがすごい。早弾きという観点から見ても、精力の有り余っている若者ならばすぐにひきつけられてしまう勢いがある。なんとなく日本で一時代を気づいたメロコア的な印象も喚起するが、ノイズまみれっぷりがあれらの健全さとは全く異なる。日本で受ける作風だろう、これは。結構騙されて買ってみても良いかもしれない。ナンバーガールがメロコアやってBPMを少々早くしましたといった雰囲気、これでよいか。僕としては、メロの解消過剰さにそれほど好奇心をかきたてられる内容ではなかったけれども、少しずつ変化しながらjagjaguwarでリリースを続けて欲しいと思うバンドです。