Metamatics : Dope For The Robot
ARTIST / Metamatics
TITLE / Dope For The Robot
LABEL / hydrogen dukebox
DATE / 2001
TITLE / Dope For The Robot
LABEL / hydrogen dukebox
DATE / 2001
1019。1997年にclearよりリリースされたMetamaticsの1st'A Metamatics Production'、その曲順を入れ替えたり抜いたりして再鋳造した盤です。ジャケもなかなか赴きぶかくなっております。消え去った名門の貴重な音をきちんとアーカイブするというhydrogen dukeboxはもう少し高く評価されてしかるべきだろう。どうも不当に評価が低い気がしてならない。そのままリイシューするのでなく、手を加えるところもさすがのプロ意識というかなんというか。素敵やん。それがすべてやん。タイトルも変えておりますが、それがもとの1stの出来が気に入らなかったのかなんなのかは分からないが、それでもLee Norisの感性を信じたい部分があるのである。イエス、僕はMetamaticsに心酔している。その先入見によってすべてがばら色に見える。あらゆるものを疑うという視線はだるだるに延びきっており、あとは雰囲気で彼の音楽に没入するのみである。それでいいと思う。Dopeとはそういうことなのではないか。違うのか。語るべきことはこれまで何度となく語ってきた。結局いいなぁで終わり、以上。欲を言えば、たしかにMetamaticsの作品のなかで最良のものとはいえないかもしれない。しかし彼が示した一歩は僕をこの分野の音楽に縛り付ける見えない痕跡として機能し、それがその後に僕がであったMetamaticsを準備したのである。興ざめのことを付記するならば、機会があればclear盤との比較検討が必要だろうということ。あとは、そのまま、それでいい。