V.A : Depth Charge 1
ARTIST / V.A
TITLE / Depth Charge 1
LABEL / submerge
DATE / __________
TITLE / Depth Charge 1
LABEL / submerge
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長いあいだヴァイナルのみのリリースを行ってきたUndergroun Resistanceのディストリビューターsubmergeが手がけたCDメディアのシリーズが"Depth Charge"である。以前5を紹介したがこちらがシリーズ第一作となる。'Low, Deep and Strong from Detroit. We Will Never Surface'という美しい言葉が飾られ、名曲と歌われる楽曲が多く収められている。今更語る必要はないだろう。'Amazon'や'Jupiter Jazz'といった今でもメディアにとらわれずデトロイトテクノは世界を魅了している。プロデューサはM1からM4がUR首領のMad Mike、M5からM7M10がred planetプロジェクトの中心でありDrexciyaやJames Pennington、Mike Banksなどの複数の人々からなるThe Martin、M8からM9はGreg Johnsonによるごった煮スタイルGhetto Tech、M11はLou Robinson率いるScan 7の別名義The Shadow、そして最後M12はMad MikeとGhetto Techのコラボ。残念なことにどういうわけかsubmergeの盤は日本流通が少なく、このコンピも廃盤というわけではないにもかかわらず、あまり廉価とわいえない。中古にも流通しにくい感じがある。しかし、現在のURのやる気と露出ぶりに加え、僕のような日本の後追い世代が盛り上がっているので、もう少し手に入りやすくなるかもしれない。この盤がショーケース的なものなのか、submergeにとっても重要なコンセプトを秘めているのかは定かではないが、しかし、とりあえずデトロイトという言葉が気になり、特に第二世代に興味があるならば買いましょう。最良の入門盤としての役割を十分に果たしていると思われる。正確なリリース年代がちょっと分からないのだが、95年以降、93年~95年あたりだと思われる。