The Eternals : Out Of Proportion
ARTIST / The Eternals
TITLE / Out Of Proportion
LABEL / discos antifaz/sparkmusiq
DATE / 2004/2005
TITLE / Out Of Proportion
LABEL / discos antifaz/sparkmusiq
DATE / 2004/2005
1003。atavistic系のVandermark 5のメンバでもあったTim Mulvenna(ドラム)、Damon Locks(ボーカル)、Wayne Montana(ベース)を基本に、TortoiseのJohn HerndonやDouglas McCombsらをゲストに向えて製作された、という事らしい。しかし明らかにHerdonのほうが多くドラムやらなんやらで参加していて、Mulvennaの露出が1曲だけなんですけど、流動的なのだろうか。もとはプエルトリコのレーベルdiscos antifazからリリースされたEPだが、日本盤にはボーナストラックを収録してジャケも違っています。ちなみにこちらは日本盤です。The Eternalsを知ってずいぶんたつのだが、意外と盤を買うのは初めてで、いまいち音像が分からない部分があったから良い機会になった。結局僕のなかではTortoise周辺というくくりで消化されつつ、それほど類似性に欠けるために敬遠するという態度がとられていたわけだが、聴いてみるとたしかに毛色が違うが良い方向に違っている。テクスチャがかなりダブダブしていて、苦みばしっている。過剰な渋みによって若者が張っちゃけるようなものではない。ボーカルも取り入れられているところからも、Eleventh Dream Dayのようなものを想像していたのだが全く違う。ギターは背後に押し込まれ、太いベースが這いずり回り、キーボードが演出するレトロフューチャーを装飾にまといながら低音に落とし込まれた全体像が明確なスタイルを主張している。on-u等への嗜好性が見られるのかもしれない、と勝手に推測してみたりするがシカゴの変なバンドとして了解するのが無難か。かなり追いたくなる方向性ではあるが。