V.A : Monika Force
ARTIST / V.A
TITLE / Monika Force
LABEL / monika enterprise
DATE / 2005
TITLE / Monika Force
LABEL / monika enterprise
DATE / 2005
ドイツ屈指の電子歌モノを提供し続けているレーベル、monikaより、まさしくその力を鼓舞するかのようなコンピレーションがこちら、首領であるGudrun Gutがコンパイルしたこの盤を聴けば、monikaの全貌も見通す事ができるGudrunさんはEinstürzende Neubautenの初期メンバであったことから、このレーベルもドイツのポピュラー音楽史に適切に位置づけられるわけだが、首領が女性であることが関係してかどうかは定かでないけれども、このレーベルが要している作家も女性率がかなり高く、その意味でも世界で独自の位置を占めているだろう、参加者を見るとドイツの電子界の主要人物で満たされている、Komëit、Contriva、そのContrivaのメンバでもあるMasha Qrella、さらにはBarbara Morgenstern、Robert Lippok、これらの作家は個人的にmonikaとのつながりが多少なりとも確認されていた、興味深いのはPoleがManuela Krauseという人とコラボしているM4、そしてCobra Killerという女性ユニットの曲をdjax-up-beatsやrephlexなどからリリースのあるLike A TimがリミックスしているM12であろう、彼らの音楽性というのは先立つ知識としてmonikaとの親和性があまり想定できないものである、しかしmonikaの求心性は彼らの音楽性をもそのレパートリーに押し込む、そしてなじませる、叙情と暴力性を容易に共存させるのがmonikaの偉大さである、全体的にガーリーな声をまとって提出されたmonikaの宣戦布告をすべからく受け入れるべきだ