Shrimp Boat : Duende
ARTIST / Shrimp Boat
TITLE / Duende
LABEL / rough trade /bar none records
DATE / 1992
TITLE / Duende
LABEL / rough trade /bar none records
DATE / 1992
ちょっと前にBastroとともに、シカゴ周辺のポピュラー音楽の源流を探るということで、あいつでリイシューされたShrimp Boat。The Sea And Cakeの前身バンドということで引き合いに出されるとともに、当時いっそうの盛り上がりを見せる「ポスト・ロック」の歴史性への考察にも一役買ったのかもしれない。個人的にはその店に関してなにも見出されないように思うけれども。UKではrough tradeからリリースされているように、当時から注目度は高かったと見ていいと思うがどうだろう。そしてこの3rdが世間的にはその名前の重要性を確保した盤になるという。なるほど。 Sam Prekop(ボーカル、ギター、ベース)Ian Schneller (ギター、トランペット、コーラス)、David Kroll (サックス、バンジョー)、 Brad Wood(サックス、ドラム)という布陣。 Sam Prekop、そしてこの盤にも参加しているのかもしていないが、Eric Claridgeが一応The Sea And Cakeへと展開していく核となるメンバーである。バンジョーの使用などからも分かるように、小難しいことではなく、風土性をまとったカントリーの趣があるが、それが妙な捻りによって独自性を醸造している。他の盤をまだよく聴いていないので、Shrimp Boatを集中的にレビューしていたLサイドの記述も参考にしてください。味はよくでている盤で、良盤の資格は十分にあるように思われる。ちなみ僕が買ったのは92年のオリジナルです。