Karate : In Place Of Real Insight
ARTIST / Karate
TITLE / In Place Of Real Insight
LABEL / southern records
DATE / 1997
TITLE / In Place Of Real Insight
LABEL / southern records
DATE / 1997
ジャケ食いつき→レーベル買いのパターン、Karateというある意味非常に明瞭で、レーベルその他の条件を入れて検索すれば簡単にイメージが出力されるバンド名、僕の場合イメージしたよりも少し叙情性が強かったです、疾走する演奏にボーカルを乗せて、ややなるエモっぽさがその叙情性の根拠となる、頑張ろうとするところにFugaziの萌芽を数パーセント嗅ぎ取るとかそのような雰囲気、まあKarateという名から、海外仕様にミューテートしていると勝手に考えられる格闘技を描写し、それをハードコアと結びつけるという僕の安易な連想が確認される、それがFugaziという名前の出現を予感させるという、むちゃくちゃな自分の思考のトレースである、実際にはFugaziというには腰が入っていないので注意、もう少し音にザラツキを持たせればAlbini文脈と結びついてもう少し広く名前が流布していそうである、しかしこの盤はそこにいききれないナイーブさに好感が持てるという部分もある、それにしてもこのKarateというバンド名は非常に微妙な位置にある名前である、これがそのやっている音楽とあわせてセンスがよいと思うか思わないかによって、世界中の人々を間然に2分できるような気さえする、そしてその割り切りができないところに僕がうろついている、まあ名前にこだわってばかりいても仕方ないので、最後に一応良い盤であるということだけ付け加えておきます、あとマイナーと勝手に決め付けていますけれども、TortoiseやSonic Youthなど有名なバンドが参加しているIn The Fishtankシリーズに参加しているので、もしかして知らなかったのは僕だけかもしれません、