Gogi.Ge.Org : Post Industrial Boys
ARTIST / Gogi.Ge.Org
TITLE / Post Industrial Boys
LABEL / max ernst
DATE / 2004
TITLE / Post Industrial Boys
LABEL / max ernst
DATE / 2004
Gogi.Ge.OrgはGeorge Dzodzuashviliというかたによるソロ・プロジェクトです、この盤のタイトルと同じ名義も使っているようで、いまいちよくわかりませんが、一応これが彼の1stということらしい、max ernstといえば有名な美術家でありますが、それに関連してかしないでかわかりませんけれども、オーナーはThomas Brinkmannです、この人はもちろんmille platezux(media)における'Clicks & Cuts'の2や4に参加していました、もうすぐレビューを挙げる予定で、個人的に重要な人だと考えていいます、しかし僕自身意外なのですがmax ernstの盤をレビューするのはこれが初めてのようです、それにしてはどうもレーベルのなかでも異色作を引き当てたようなカラーである、女声男性入り混じって歌が入っており、デジデジしていないが、ドイツらしい優麗なエレ・ポップである、まあそのような印象も当然かもしれない、というのもmax ernstのリリースはほとんどオーナーさんが占めているからである、別に不思議な事ではない、よくあることでしょう、ささやかな自分以外のリリースは商業的なものを狙わなければまったきオーナ自身の趣味の披露でさえありますから、個人的なレーベルの色彩が強ければ強いほど、そのレーベルのオーダーそれ自体がクラブにおける選曲のセンスが問われているかのようになる、そのとき自分のやっている音楽との親和性から軽やかに抜け出しながらも連綿とした連鎖を提示することが素敵なレーベルなのではないかと勝手に思っている、その代表はnonplaceだと勝手に決断する、max ernstがnonplaceほの流動性を帯びているかはもちろんこの時点では定かではないけれども、この盤をリリースするという決断は素敵なのではないか、実際にかなりのポピュラリティを帯びうる完成度と旋律を持っており、それでいて繊細で奥ゆかしい、自分ではかなりストイックなことをやっときながら別のところでそのリラクゼーションを確保するというオーナーのスタンスはいいなぁと思う、この盤はかなり売れ残っていたセール盤でしたけれども入荷したほうにもそれなりの理由があったのでしょう、プロモーションをしっかりするべきでした、良盤です