Mantler : Landau
ARTIST / Mantler
TITLE / Landau
LABEL / tomlab
DATE / 2004
TITLE / Landau
LABEL / tomlab
DATE / 2004
tomlabという名前を知って間もないころに、Lサイドの友人が僕の紹介してくれたのがこの作品の前の盤だったと思う、最初のころに知った名前というのは今のような飽食状態ではないために頭に定着しやすく、名前は覚えていた、しかしLRともに正直お互いにあまりよい評価を与えていたという記憶はない、というかそもそも明確にはその盤の音が頭に浮かばないというのが正直なところだった、そのためこの盤を買うときも全然期待していなかった、このようになんとなく買ってみるというのは大事である、事実この盤は名作だった、前の盤が全然違ったのか、それとも僕の趣味が変わったのかはわからないが、少なくとも現時点で、この盤が名作であるといいきることはできる、いわゆるtomlabの歌モノサイドをになっている、軽くエレポであるのがtomlab歌モノの特徴である、そして概してそれほど諸手を挙げてよいということがないという致命的な特徴もある、なのでtomlabの歌モノによいイメージがない、しかしこの盤は違う、着実さと適切さ、そして声の歌心と旋律がある、これを聴いて偉大なる先達の名前を浮べたのだが、なかなかぴったりとくる名前が出てこなくてかなり更新した、Steely Danか、Robert Wyattか、といったところをいい加減にちらつかせたが、どうもBrian Wilsonではないかという気持ちがもっとも強くなった、それにしてもよくこれだけよい盤を作ったものだ、腰抜かすことに全曲よいという気持ち悪さがある、なんだこれ、というか至急前作を確認したいところである、残念なほど良い盤である、多分今年のベスト10のラインナップに美しく並ぶな、買いましょう