John Cale : Dream Interpretation: Inside The Dream Syndicate Volume II
ARTIST / John Cale
TITLE / Dream Interpretation: Inside The Dream Syndicate Volume II
LABEL / table of the elements
DATE / 2001
TITLE / Dream Interpretation: Inside The Dream Syndicate Volume II
LABEL / table of the elements
DATE / 2001
The Velvet UndergroundのメンバーだったことでおなじみのJohn Cale(ヴィオラ、ベース)。その聴衆を無視したアプローチによって脱退後は前衛的なアプローチも見せていました。この盤は60年代後半に録音された音源を発掘したtable of the elementsらしい盤となっている。色々調べてみたのだが、タイトルに含まれているThe Dream Syndicateというのがよくわからなかった。FaustとTony Conradが"Outside The Dream Syndicate"という盤をtable of the elementsから出しているので少し気になるところではあるが。この盤がvolume IIであるところからもわかるように、当然volume Iもあるわけで、そこではジャケの表紙にも Tony Conrad、Angus MacLise、La Monte Young、Marian Zazeelaという面子の名前が掲げられていました。しかしこの盤ではひっそりとJohn Caleの名前のみが記されている。M1のもっとも繊細で素晴らしい20分に及ぶ曲ではTony Conradをフィーチャしているし、小曲のM5もしかりである。M6はThe Velvet Undergroundのドラマーであり、その後はLa Monte Youngとの共演で知られるようになったAngus MacLiseと競演しており、やはり緩やかなVolume Iからのつながりはありそうだ。M2のヴィオラらしき楽器による高音の反復は、かなりの現在性を持っているように感じる。さすがに尋常じゃないニッチな音を発掘してくるtable of the elements、しばらくついていきますわ。