Vince Guaraldi Trio : A Boy Named Charlie Brown
ARTIST / Vince Guaraldi Trio
TITLE / A Boy Named Charlie Brown
LABEL / fantasy
DATE / 1964/1989
TITLE / A Boy Named Charlie Brown
LABEL / fantasy
DATE / 1964/1989
ここ最近、僕はピーナッツが好きで、可能ならば現在カートゥーン・ネットワークでやっているシリーズのDVDが欲しいくらいなのです、角川から出ている谷川俊太郎訳の対訳版ピーナッツを読んでいます、Dサイドの影響、もっと振り返れば中学時代にスヌーピーが好きな友人がいました、また中村一義の「永遠なるもの」にもスヌーピーに対する言及があります、その総体として今、僕はピーナッツが好きなのだろうと思う、今カートゥーンでやっているのはおそらく子どもの声優を採用した第7期のシリーズだと思われるが、そのセリフの絶妙なマと棒読み感覚が他のアニメにはない麻薬性がある、僕はキャラクターでは、マーシーとペパーミント・パティを溺愛している、ウッドストックをはじめとする小鳥集団の話も好きである、実は完全に脱線になるが高校時代はカートゥーン・ネットワークでいつも見ていたのはデクスターズ・ラボという超傑作アニメであって、これの時間帯が移ってしまったためにより見やすいスヌーピーを見始めたという裏事情がある、むしろデクスターズ・ラボのDVDが何よりも欲しい、閑話休題、さて、ピーナッツにおいて有名なのは音楽にジャズを採用していることではないだろうか、もちろんすべてのシリーズでそうかは知らんが、それでもレコード盤でために新しく流通させたりと、人気も高いようである、この盤は1969年に公開されたピーナッツの同名映画のサントラである、時代背景も踏まえてかポップ・アート風な演出などかなり前衛的な試みがなされたものだったらしい、その映画も音楽はジャズであった、前作オリジナルなのかどうかはよくわからないがM6の'Linus & Lucy'などは聴いたことがある気がするので、どちらが先かは不明だが、もしかしたらアニメでも流用されているのかもしれない、というかこの曲はすでにスタンダードになりうるキャッチーさである、Vince Guaraldi TrioはピアニストのVince Guaraldiを中心に、ドラマーのColin Bailey、ベーシストのMonty Budwigという布陣である、それぞれが有名であるかは無学な僕にはわからないけれども、Colin BaileyはStan Getzとのバックを勤めたり、面白いところではなぜかTom Waitsの盤でドラムを叩いていたりする、Monty BudwigはBill Evansとの競作もある、このトリオがピーナッツのほとんどの映像に曲をつけているそうだ、ラテンというかブラジルな雰囲気を漂わせながら、ミディアムテンポで甘いモダンな空気感とともに子どもたちの野球を眺めよう、良い盤です