Ticklish : S/T
ARTIST / Ticklish
TITLE / S/T
LABEL / grobb
DATE / 2000
TITLE / S/T
LABEL / grobb
DATE / 2000
Kev Hopper、Phil Durrant、Richard Sandersonという人々によるプロジェクト、Kev Hopperは知る人ぞ知るのこぎり奏者で、drag cityからもソロ作品をリリースしている、Stereolabの名作'Cobra And Phases Group Play Voltage In The Milky Night'にも参加していた、Phil DurrantはMIMEOにも参加しているバイオリニスト、Richard Sandersonは映画の主題歌で有名な同名の人ではないと思う、多分、彼はのこぎりやバイオリンといったこの手の分野におけるイロ物を使っているわけではないだろう、もちろん先の2人もエレクトロニクスを駆使するタイプの人間でもあるだろうから、ガチャガチャとしたカラフルな作品をこの盤に求めるわけにはいかない、'Impakt 2000'にも参加しており、そのときの写真がスリーブに用いられているコンピュータが中心に置かれるという作風はこの盤でもっみられるわけであり、その意味で先のフェスティバルに呼ばれたわけである、3人のコラボレートにしては音が微細であり、そのことから各人がばらばらに数曲ずつ担当しているのではないかと勝手に想像するがどうなのだろうか、3人ともおそらく本領はインプロビゼーションであるからその感覚によって製作されているのだろうか、そう思えば確かに3本のラインが見え隠れしている、繊細さによって獲得される高度な皮膚感覚は視覚を伴うインスタレーションによってさらに強められるのかもしれない、まあ評価はするが、前のめりで聴くようなものではないな、grobの盤も少しずつ集まってきたな