Friedl / Vorfeld : Pech
ARTIST / Friedl / Vorfeld
TITLE / Pech
LABEL / room40
DATE / 2005
TITLE / Pech
LABEL / room40
DATE / 2005
Reinhold FriedlとMichael Vorfeldによるコラボレーションがroom40からリリース、Reinhold FriedlはMarcus Schmicklerの"Param" などドイツ系の作家の盤にピアノでよく参加しているようだ、grobからはElliott Sharpとのコラボ盤もリリースしている、Michael Vorfeldは古参のパーカッション使いだが、多くの盤で何かしら弦のついた楽器を使用しており、それがこの盤における張り詰める強度を実現している、2人はこの盤以前にもtrente oiseauxからコラボ作をリリースしており、この盤でも息のあってるのかどうかが素人にはわからないインプロを披露している、しかしかなりの緊張感があるのは首肯できるだろう、部屋の空気が張り詰める、寒い夜露が窓にたまる、外は暗く、光がなければ部屋の中も暗い、ライブ会場にいるような、舞台にのみにのほかなスポットライトが当てられているような、そのような一箇所を部屋の中に構築する、そこから飴細工のような音の線が広がり、固まっていく、全3曲50分強の内容はで、大きな起伏もなくどこまでもぴりぴりとした空気感は筋肉をこわばらせる、美しさとか心地よさそういう話ではなく、構想力と理性が混乱をきたすという崇高の概念がより近いだろう、電子一本やりのインプロないしサウンド・インスタレーションよりもともすればフリージャズに分類されるであろう生楽器の手触りというのが非常に重要なファクターとなっているのではないかというのが個人的な見解である、半分睡眠状態で書いているので真に受けないように