V.A : Impakt 2000
ARTIST / V.A
TITLE / Impakt 2000
LABEL / impakt
DATE / 2000
TITLE / Impakt 2000
LABEL / impakt
DATE / 2000
Impakt Festival 2000というイベントに絡んでリリースされたコンピ、M1からM5はScanner名義でおなじみの Robin Rimbaudさんが"Real / Not Real"プログラムという趣旨でコンパイルされています、現在の音楽状況においてコンピュータが及ぼした影響に関わる問題意識のもと作られている、2000年ということも考慮に入れると現在における飽和気味にまで達した電子の生産性への視座を含んでいる、まさに注目すべき観点だといえるでしょう、同様にM6とM7はWire誌がコンパイルした"Glitch"プログラムというものでありあるいはそちらのほうがより顕著にある種の傾向を浮き彫りにしているのかもしれない、まずM1はNonplace、これは今ではレーベル名のほうが通りがよいと思いますがBernd Friedmannを中心とするプロジェクト、同じく2000年にレーベルのnonplaceは立ち上げられておりますが微妙な時期の差異は不明、
M2はDat Politics、やはり00年前後においてTone Recを前進とするDatは当時かなり重要なポジションにすえられていたことには注意すべきだと思う、M3はScanner、90年代初頭から現在にいたるまで膨大なリリース量を誇りsub rosaからの盤を数枚持っていますがこの盤の曲は結構複雑でいてナラティブも含むあたり自信のほどが伺えるよい曲となっている、M4のTicklishはgrosからもリリースのあるユニットでかなり抽象性の高い音響性を確保している(それほど目立った価値は見出せないが)、M5はMarcus SchmicklerとMIMEOにも参加するThomas Lehnの共演、スカスカです、ややノイズ入り義身ですがスカスカすぎて、"Glitch"プログラムはM6が当然Alva Noto、さすがの粒感覚に脱帽です、レーベル共同経営者のFrank Bretschneiderが録りですからグリッチ側はなんとなくrastar-noton一色という偏りを見せています、結構当時の見取り図としては意義深いように思います、当然質も高いですし