Racebannon : First There Was The Emptiness
ARTIST / Racebannon
TITLE / First There Was The Emptiness
LABEL / level plane records/secretly canadian
DATE / 2001/2005
TITLE / First There Was The Emptiness
LABEL / level plane records/secretly canadian
DATE / 2001/2005
temporary residence ltdからリリースされたBlack Sabbathのトリビュート盤にも参加していました、あるいはCaptain Beefheart And His Magic Bandのトリビュートにも参加していました、なんかこの辺がそそるところでもあります、この盤はRacebannonのデビュー・アルバムでありながら、廃盤になってしまったものを目ざとくsecretly canadianがリマスターを施してリイシューしたものだそうで、この短い期間になかなか忙しい運動がありました、トリビュートする相手から想起される音像に狂いなく、かなりノイジーで激しい、ポスト・ハードコアとか何とか言われておりますけれども、その過激な、破壊衝動に満ちたパフォーマンスから、ほとんどのライブ・ハウスから出禁をくらうという賞賛すべきキャリアをつみながら日の目を見るわけです、実際に聞いていると、すべての楽器の演奏も叩きつけるという行為によって、なかば強制的に楽器が泣かされているかのような印象を受ける、メロディックなものに堕するゆとりもなく、どこまでも暴力的衝動に支えられているような音楽である、ツウィン・ボーカルというのも特徴的で、彼らの歌はどこまでも咽喉からのシャウトであり、聴いているこちらの咽喉がからからになる、secretly canadianもいよいよわからなくなってきた、録音りも微妙にかすれていて、ライブ音源のような臨場感に溢れている、ひどい話であるし、ひどい音楽である、しかしそこがいい