Kilowatthours : The Bright Side
ARTIST / Kilowatthours
TITLE / The Bright Side
LABEL / temporary residence
DATE / 2002
TITLE / The Bright Side
LABEL / temporary residence
DATE / 2002
なんかもうこのバンド名ではなくて、Up The Empireという名前になってしまったらしい、temporary residenceからの2枚目のリリースとなる本作ですが、歌ありで展開されながらも昨今の浅薄なインストをバックに従えているといった印象を受ける音になっている、もちろんもう少し好感がもてる仕上がりになっているのはどこに違いがあるのだろうか、'Strain Of Positive Thinking 'ではThe Velvet Undergroundのカバーをしていたらしいが、なかなかとらえ難い音楽性をしている、M5でのドラミングなどかなり意識的な音それ自体への回帰を感じなくもないが、展開の仕方がやや感情的であり、抜けるときにあっさりと抜け、それを超えると落ち着くという典型的なものに仕上がっており、面白みというものを備えているとはいい難い、つまりMogwai的といって語弊がなければそれで形容は終わる、彼らよりもう少し滑らかでケンケンしてない、キーボードに旋律をになわせることも多いのでそれが要因として働いているかもしれない、その結果手に入るのは伝統的な旋律感覚、ないし明確なコードによる展開の予想である、かなり受ける音であることが想像される、ラストのM9がおそらくもっとも白眉になるだろうが、印象的なギターのリフの作り方といい、なんとなく聴いてみる分にはオススメできる仕上がりである、聞きやすい、けれどもこれが最良であると思わないほうがよいだろう、プロデュースはHolland、See Sawなどの名義で活動するTrevor Kampmanさんです、E*Vaxの'Parking Lot Music'をマスタリングしたりしたかたですね、さて、このブログに関しての報告です、ようやくこの盤でちゃんと何かしらのコメントをつけた盤の数が900枚に達しました、おめでとうございます、ありがとうございます、現在まだ200枚ほど控えておりますので、それらも多分大したレビューもできないでしょうが、今後ともご愛顧のほどを、それでは、音楽・・・音楽・・・