Gert-Jan Prins : Prins Live

ARTIST / Gert-Jan Prins
TITLE / Prins Live
LABEL / grob
DATE / 2000

megoなどからリリースもあり、MIMEOのメンバとしてKeith Rowe、Pita、Fenneszといった人々と競演してきたアムステルダム在住の作家による盤、タイトルどおりライブ盤となるのですが、この人が行っているのはインプロヴィゼーションなので、まあ観客の有無以外に大きな問題はないようにも思います、以前にもgrobから自作楽器奏者のHugh Daviesの盤を紹介しましたけれども、このPrinsさんも同様に自分で音を出す装置を作るようおです、けれどもDaviesとは異なり、その楽器のビジュアル面を押し出すというようなことはスリーブを見る限りしておりません、作り出される音も異なり、こちらはラジオなどの電波を出す器具を用いたノイズでして、これほど色目を使わずにがりがりぎーぎーやる盤は個人的に久しぶりです、前面的に否定はしませんけれども大変だなぁと思います、基本的に自分でレコーディングしているようですが、M3はMarcus Schmickler、M5はL.O.S.D(参考：１)の片割れであるRadboud Mensが行っております、決して一般にすすめるつもりはございませんし、毎日は勘弁してもらいたいですけれども、たまにはいいんじゃないかなぁとか思う今日この頃です