Schwabinggrad Ballett : S/T
ARTIST / Schwabinggrad Ballett
TITLE / S/T
LABEL / staubgold
DATE / 2005
TITLE / S/T
LABEL / staubgold
DATE / 2005
Ekkehard Ehlersら総勢20人によるプロジェクト、2000年に結成された流動的な集団であり、音楽家に関わらず多様な人々から構成されているらしい、その前提が反民族主義の国境を越えよう運動的なものに由来するためにその背景には旧体制批判などの政治性が存在する、ナチの最悪の敗北とドイツ初めての路上のボヘミアン楽団にその名称が由来するということからもそれは理解できるだろう、M1からストリングスの多様が感じられるが叙情的というよりも80年代的なノイエ・ドイチェ・ヴィレの流れを感じるのは僕だけでしょうか、というかまあドイツ性からの解放と考えれば広く他民族主義的なものが噴出したニューウェーブのある傾向といったほうが正確かもしれない、女性の参加もあり、ボーカルでそれは垣間見れるがM1のそれからアメリカ的なもの、というかブリちゃん的ないしFiona Apple的なものを見出してしまうのは僕だけでしょうか、1枚における方向性としては多岐に渡るがそれはそれで面白く好感が持てる、とはいえその背景に現実における強い要求が混ぜ込まれる事で音楽への意識は分散されなんともいたたまれない気持ちになる、このような古典美学的要請は時流にあっていないといえばあっていないようだが