The Pale Fountains : Pacific Street
ARTIST / The Pale Fountains
TITLE / Pacific Street
LABEL / virgin
DATE / 1984
TITLE / Pacific Street
LABEL / virgin
DATE / 1984
4曲ボーナストラック入りのCD盤を買いました、非常に有名なジャケットで一度見たら目に焼きつきます、しかし闇雲に「たしかニューウェーブ文脈の・・・」というような感じでしかも下手にThe Pop GroupなどからNWに入っていると攻撃的な音を想像されるかもしれない、NWというくくりも恣意性しかもっていないのでその内実はかなり幅広い、大きく70年代末から80年代というように時代でととらえておいたほうが無難な感じもするが、もちろん幾つかに大きな傾向が分類されるようだ、そのひとつに「ネオ・アコースティック」というものがある、日本ではフリッパーズ・ギターからそちらへ入っていく人間が多かったようだが、そんなネオアコと称される音楽の最重要盤がこちら、そもそもネオアコってなんやねんという疑問がありますけれどもまあこれもいつものように恣意性しかもっておりません、80年代らしい輪郭のかすれた透明感のあるといわれるサウンドに仕上がっている、名盤ということはそれ相応の人気を博す必要があるが、歌ものであるというところにそのメロディセンスが重要な要素となる、ひねくれた事はあまりせずに素直に美メロを形成している、ロックの基本編成に加え管楽器系統がが参加しているのが特徴的であるが、十分に清廉な音楽性を演出している、個人的にM1のReachはかなりの名曲であって飽きが来ない、とくにサビ終わりが素敵だ、残念ながらメジャーデビューしてこの1stを発表し、2ndを出してバンドは解散してしまったようですがとりあえずこの盤だけでも聴いておけばよいのではないでしょうか、最近またフリッパーズ・ギターの紙ジャケ化などもありましたし、本盤もブームにのって最近紙ジャケになってリリースされましたから、この機会に名盤探訪してください