Liz Janes : Poison & Snakes

ARTIST / Liz Janes
TITLE / Poison & Snakes
LABEL / asthmatic kitty reocrds
DATE / 2004

1603。いまだにSufjan Stevensが所属するレーベル、という認識しかないasthmatic kittyです。これかったのも、1年半前くらいですし、もうasthmatic kittyをレーベル買いすることはないでしょうね。決して悪くないのですが、Stevensの水準が高すぎるといいますか、どうしても潜在的比較項として彼がちらついてしまうといいますか。Liz Janesがリリースした本作も2ndとして十全な完成度を持っていて、当たり障りのない女性SSWとして成立している。わるくいえば凡庸な1枚といえる。バンドの支えも適切になされている。過剰に盛り上げたがる切迫感の演出はちょっとインポテンツになりそうですけど、まあいいでしょう。で、最終的には、その完成度のなかの歪みとして、われわれの関心をひきつけるポイントが欲しいのですね。それは、例えば顔が超かわいいとか、基本的に全裸でパフォーマンスする、とかそういうことで全然かまわないんですよ。声も普通にハスキーなよくいるタイプで、どうしようもないし。ある程度まとめたらいかにずらし歪め違和感を誕生させるかが重要となるはずなんですよね。何とかその辺をご理解いただきたいものですよ。いや、決して悪くないんですよ。ただ少し、まじめすぎる。