Makoto Kawabata / Richard Youngs : Untitled
ARTIST / Makoto Kawabata / Richard Youngs
TITLE / Untitled
LABEL / vhf records
DATE / 2001
TITLE / Untitled
LABEL / vhf records
DATE / 2001
1258。無題です。というか無題とセルフ・タイトルの違いを見分けることができません。日本の河端一さんは日本が世界に誇るバンドAcid Mothers Temple(myspace)を率いていることで有名です。Richard Youngs(参考:123、myspace)はこのブログでも比較的贔屓にしているキラキラ系ノイズの大家であり、vhfやjagjaguwarの代表的作家であることはご存知のとおり。その2人が組んでリリースしたのが本作です。全5曲。Richard Youngのエレクトロニクス風味のキラキラした音の飛沫に、Makoto Kawabataの暖色のギター音が安寧を添えています。Richardもエレキギターを使って音を出しているのかもしれません。好対照を成しているような音が敷かれているわけですが、相性はとてもよいです。最近思うのは冷徹な電子とアコースティックな響きは親和性が高く、広く利用されているということです。本作もそのような実践の一形態とみなす事ができます。この調和の取れ方は何に由来するのか考えて見る必要があります。M4のようにRichardが序盤押さえ気味で、徐々に混ざってくるという演出法をとられると簡単にやられてしまいますから注意。そしてM5のキラキラっぷりといったらあんた。この盤の素敵どは流行に敏感な丸の内系OLの面々にも必ず理解してもらえると思う。素晴らしい作品です。