V.A : Face B

ARTIST / V.A
TITLE / Face B
LABEL / q-tape records
DATE / 2000

フランスのミラノを中心とするq-tape recordsによるコンピ、比較的軽いNuジャズと呼ばれるようなサウンドを中心に展開している模様、すなわちクラブでのプレイが大いに想定されている12"のリリースが左官と考えられる、14曲あるがその中でも比較的僕の音楽史に近いと思われる人々のみをピックアップすると、M1のmonika系のユニットFigurine、メンバの中にphthaloやplug researchからリリースのあるIDM傾向のDntelがいたりします、続いてM8には懐かしきOrange Cake Mix、ギターを主体としたドリーミーポップにはまっていた頃に探し回ったかたですが実験的な電子の導入なども行っており好感が持てる、M10のLali Punaはmorr系でありながらwarp系のTwo Lone SwordsmenやBoom Bipのリミックスを行うなど興味深い位置にいる、そしてM12はaudio dregs系のThe Sensualists、もうこういう統一感があるのかないのかわからんコンピには本当にうんざりさせられる、全体に蔓延する陽気さにあてられること必死であるが、それは季節柄かもしれない、おそらくレーベルのショーケースでもないと思われるので何らかのコンセプトが潜まされていると思うのだがちょっとわからない、最近思うのは悪くもないし劇的によくもないと思う盤というのは実は全然良くない盤なのではないかということ、時代によるある程度の洗練は常に僕の耳をごまかそうとたくらんでいるようにさえ感じられる、とはいえ別にこの盤の悪口を言うつもりはありませんのであしからず、