Burnt Friedman : Plays Love Songs
ARTIST / Burnt Friedman
TITLE / Plays Love Songs
LABEL / nonplace
DATE / 2001
TITLE / Plays Love Songs
LABEL / nonplace
DATE / 2001
noplaceにおける個人での名義によるリリースとしては2枚目、ラブソングといっても全編に渡って歌はちらちらと現れる程度です、たまにBlack Sifichi(参考:12)がリーディングをしてたりしますけれども歌とはいえないでしょう、ダブダブしたイメージはそのままに「プレイ」ということに焦点を置いた人力のグルーブを堪能することができる、サンプリングも旺盛に行われており、Tomahawkのメンバでもありtzadik系のつながりが強いMike Pattonから今は亡きラテンジャズの名プレイヤーCal Tjader、ほぼ盲目だったジャズピアニスト兼理論家Lennie Tristano、そしてSun Ra、ジャズの痒いところに手が届くソース使いにはFriedmanのジャズに対する深い造詣が伺えるでしょう、ドイツの奇才Marcus Schmickler(参考:123)まで招致して完成したこの盤には隙がない、とはいえ全体に諸部分から構成されている以上、強力さはやや薄弱になる、その意味では少し小品となってしまっている印象は拭い去れないかもしれない、楽しみ方はいろいろあるかもしれないが、どの方面においても中途半端に受容されてしまうのではないか、しかし流しっぱなしにする分には適度に音空間を演出してくれるでしょう、辛口かもしれませんが、そこはnonplace、期待値がががりすぎている部分があるためどうしてもそうなる、平均以上のよい盤であることは否定しようがない