V.A : George Clinton Presents Our Gang Funky
ARTIST / George Clinton
TITLE / Our Gang Funky
LABEL / mca reocrds
DATE / 1989
TITLE / Our Gang Funky
LABEL / mca reocrds
DATE / 1989
名前の通りP-Funkの頂点、Funkadelic、ParliamentのGeorge Clintonがプロデを行ったコンピ、全6曲、FunkadelicとParliamentに参加していたGarry Shider、Clintonよりはキャリアが一回りほど若いStefan Ashton Frankによる別名義Cadillac HeightsがM2、M3を担当しているBabyfattはよくわからない、元Earth, Wind & Fire のJessica CleavesがM4、FunkadelicのClip Payneが参加しているOTWがM5、Maxi Muffという6組が参加している、全体として80年代を感じるサウンドメイキングには非常に軽薄なキーボードの音と電子ドラムが混入し、今では時代の残滓として90年代のざらついたオルタナティブ・サウンドによって育ってきたロック少年たちがもっとも好まない音となっている、リズムの構造だけ取り出せば間違いなく極悪のファンクであり、ミレニアムを超えるとかつてはこのような音を鳴らしつつ洗練された(時代に相応しいというべきか)Michael Jacksonである、音はスリラーを想像してもらえばずれはないだろう、ややMazi Muffにファンクネスが足りずに浮いている気がするが、全体を通してはぬるくもありつつで好感が持てたりもする、OSWのベースでうねりを生み出したディスコサウンドが当時の服をまといながら透けて見える普遍的な快楽を隠し持っており気持ちよい、たくさんファンクを聴いて来た人にはいまいち響かないということが想像されるが、踊れる音楽を聴きたい入門者はこれで自分の身体がマリオネットになることを体験すればよいだろう、