Repeat : Temporary Contemporary
ARTIST / Repeat
TITLE / Temporary Contemporary
LABEL / for 4 ears
DATE / 1999
TITLE / Temporary Contemporary
LABEL / for 4 ears
DATE / 1999
Jason KahnとToshimaru Nakamuraによるユニット、以前紹介したcutからの盤(参考:1)よりも前の作品となります、それほど変化は見られないといっていいと思うのですが、ちょっと手元に以前の音源が見当たらないので比較ができない、cut、for 4 earsというところの美しき前衛ラインはいまや日本とドイツ語圏を巻き込んで豊潤なインプロの文化を形成しているといえる、録音も日本で行われております、印象的な緑色のジャケデザインは片割れのJason Kahnが手がけたものです、for 4 earsは持ってる盤がいまいちなものが多いだけで実はジャケデザインにおいて魅かれる表面を持っています、基本的に2本ラインで進んでいるように感じられるが、エレクトロニクスから細やかなパーカッションを曲線状に、しかし大きな起伏をひかずに展開していく、ややとライバルな印象を与えるのはパーカッションによるところが多いと思われる、インプロであると勝手に想像しているのだが、ラップトップを手元で弄っているのか非常に規則的に進行していると感じられる、左右へと音場を変えながら崇高な大きさを実践する、音はクリアであって耳に心地よいものが選択されていると思う、個人的に好きな盤であるし、気軽に普段使いの盤ってことでよろしく、マスタリングをPoleことStefan Betkeがやっているということに現在の視点からでは驚くかもしれないが、逆に考えるとこの時期に電子をうまく調整できる仕事をするということで評判のよさが伺えるように思う