This Heat : Health & Efficiency
ARTIST / This Heat
TITLE / Health & Efficiency
LABEL / piano /this is(rer megacorp)
DATE / 1980/2006
TITLE / Health & Efficiency
LABEL / piano /this is(rer megacorp)
DATE / 1980/2006
さてThis Heatです、長年入手困難という憂き目にありました、1998に一度these recordsから'Repeat'との抱きかかえでリリースされましたが、他の盤と同様経営不振でもはや廃盤状態になったにも関わらず会社は権利を手放さないという自体に陥り、再びお蔵入りになってしまいました、そんなこんなで2006年ようやく権利関係も落ち着き、市場に再び伝説が戻ってきたわけです、前回紹介した名盤1stに続きまして紹介するのはその一年後にリリースされた12インチです、2曲しか入っていません、プロデュースはもちろんDavid Cunninghamさんです、フルだけでなくこのようなシングルまでリイシューするあたり、This Heatの歴史的価値の重さが伝わってきます、まあリリース数が少ないというのもありますが、M1でなされるバンドアンサンブルはこれが80年代の始まりを告げたとは信じられない曲のあり方です、1stでもそうですが、このざらつきはプログレのそれではまったくなくて、90年代のそれです、Sonic Youthがかすんで見える、しかし着実かつ多彩なCharles Haywardのドラムワークもかなり際立っています、素敵過ぎる名曲です、3分の1過ぎるともはや工場生産のような同一構造の反復へと移行します、怖い、M2は一転してアンビエントですから分裂しすぎです、とはいえM2は複雑なものではなく、ある種の音響的な意識が見られるが試みとして新しくても現代的に通用するかといえばまあ疑問である、しかし実践としては非常に意識的な革新への欲望とエクスペリメンタルへの意志が充溢しているように思う