V.A : Do You Think That I'll Be Different When You're Through?
ARTIST / V.A
TITLE / Do You Think That I'll Be Different When You're Through?
LABEL / haumsmusik
DATE / 2001
TITLE / Do You Think That I'll Be Different When You're Through?
LABEL / haumsmusik
DATE / 2001
2枚組み、非常に高水準の曲が集められたコンピにしては稀に見る素晴らしさをもっています、一応ドイツを中心にしているのですがアリゾナ出身のCalexico(参考)が1曲目ですし例外も多いでしょう、とはいってもCalexicoはcity slangと親和性が高いらしくその点では違和感がないのかもしれない、続いて昨今話題の13 & GodのメンバMicha Acherさんが管楽器もうまく用いた作品を披露、実際にTied & Tickled Trio(参考)のメンバでもありますから似たような傾向をもっても不思議でない、そしてまたAcherさんがメンバであるmorr系のMs. John Sodaの清涼感溢れる曲にもっていく、関係者としてはCarlo FashionさんやConsole さんもそれぞれ曲を提供しています、幅広さを感じるならば個人的にお気に入りのディスコサウンドを聞かせるQueen Of Japanですね、別に日本人が参加しているわけではないがとてつもなくキャッチーで素晴らしいです、CouchというポストロックバンドにB. Fleischmannさんが味付けした曲も面白いね、karate joeからリリースするPelzigというバンドももろオルタナ経由したロックサウンドなのですが、非常にセンスがよくて僕の関心を引きます、このブログでは結構おなじみのもろhausmusik系ISO68(参考12)なんかもいるね、Jerseyも印象的な曲ですが個人的に1枚目で白眉なのはFred Is Deadというバンドの曲です、PedroことJay RutledgeさんとまたまたMicha Acherさんがフィーチャされ何所にでも有りそうだが意外とない歌ものを演出しています、そんなこんなで1枚目は終わり、2枚目へ、2枚目はhausmusik系が中心であまりメジャな人たちはいない感じですが、 B. FleischmannさんやIso68の片割れThomas Leboegさんとトリを飾るTied & Tickled Trioなんかはまあいいとして興味深いのは91年にhomesteadから盤を出しているCakekitchenというバンドですね、あと2枚目の白眉はこのコンピでちょい浮気味のHometrainerさんによる名曲ですね、ピュアテクノの傾向をもつこの曲は全体にわたって壮麗さを押さずチープな音でメロを刻むパートもあってある意味ドイツのインディーバンドに相似ですけどもイントロやメロの導入などは非常に素晴らしい、というかこのコンピにおいて意外性を伴って絶妙に聞こえる、総括すると冒頭で述べたように類に稀な贅沢なコンピといえるでしょう、豪華な人々と共にまだ知らぬ素晴らしいかたがたの曲を知ることができるということが最良なコンピのあり方であるということを確認できます