V.A : Liverpool Sound Collage
ARTIST / V.A
TITLE / Liverpool Sound Collage
LABEL / hydra
DATE / 2000
TITLE / Liverpool Sound Collage
LABEL / hydra
DATE / 2000
2116。いまだにどういうコンセプトか良く分からないPaul McCartneyプロデュースによるダブっぽいコラージュ作。The Beatlesの音源も使いつつ、Paulがメインとなってリズムをベースに聞かせてくれます。Paulってまじめに美メロ書くだけじゃ飽き足らずに、たまに似合いもせずふざけたりするところがあるから困るよね。ファンとしては。音楽的な挑戦を、どこまでもがらにもなくやろうとするところは、普通賞賛されるか、がんばって欲しいと思うんだけど、Paulがやると、何の根拠もないけど、ださいからやめて、と思っちゃう。何でだろうね。M2とM5にはなぜかSuper Fury Animalsが巻き込まれ、彼らの輝かしき歴史に多少の汚点を残しているように思う。M3はKilling Jokeのメンバーで、その後The Orbの非公式メンバーとして活動し、ダブ人間に脱皮するThe Youthによるもの。はあ。それにしても、この圧倒的な快の欠如はなんだろう。どこかでも似たような経験を良くするんだけどなぁと思って調べてみたら、やっと分かった。本作は、" Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band "のジャケデザインで知られるらしいPeter Blakeによるテート・リバプール近代美術館での展覧会"For Collage"のために制作されたんだってよ。通りで、快楽も泣ければ、つまんねーわけだわ。それにしても、この盤が出たとき結構、大々的にCD展では並べられていた記憶があるんだけど、皆さん覚えているでしょうか。やっぱりPaul他のネームバリューによるのか、本作の性質を無視して、商業的に売りさばいたのかよく分かりませんが、ここでもイタイケナ学生時代にだまされて掴まされた苦い過去を持つ人間が、性根の腐った大人になっているということを伝えてやりたいものです。買っても何も見えてこない気もするけど、コラージュされてる断片は、リスニング能力があれば、資料的価値があるのかもしれません。お好みでどうぞ。一応ダビーな雰囲気は出てないことはない。