Super Furry Animals : Rings Around The World
ARTIST / Super Furry Animals
TITLE / Rings Around The World
LABEL / epic
DATE / 2001
TITLE / Rings Around The World
LABEL / epic
DATE / 2001
1875。過去盤レビュー。以前紹介した盤"Mwng "。creationから飛び立つものの、これまで同じ門下生である英国の名だたるバンドたちの影に隠れて、ウェールズではじけた音楽で楽しくやっていたSFAが、いきなり世界観を爆発させて歴史に名前をえぐりこむまでに花開いた5枚目ぐらい。試聴でああ、これはやっちゃったなぁ、買わざるをえないなぁと思わせる力を持っていたことを告白する。デジ感はそのまま残しつつ、管楽器やら弦楽器やらを大量投入して雰囲気を作り出すことに成功している。壮麗なストリングスアレンジにはSean O'Haganら High Llamasのクルーも参加。意外な人材交流が行われている。M11ではVelvet UndergroundのJohn Caleがピアノで友情参加してたりね。Paul McCartneyがM5でThe Beach Boysの'Vegetables'よろしくなやりかたでちゃちゃを入れていたり。愛されている。そして何のてらいもなく大展開していく愛らしい大曲たち。高校時代の僕をもうめろめろにしてくれた、万華鏡的、映画的な力。一筋縄でいかない音楽性をポップスという巨大な塊へと上昇させることに成功した稀有な1枚なのであった。本作が、今の高校生あたりにどのな位置づけで受容さsれるのか、無視されているのか、気になるところである。傑作。