Sonic Youth : Murray Street
ARTIST / Sonic Youth
TITLE / Murray Street
LABEL / geffen records
DATE / 2002
TITLE / Murray Street
LABEL / geffen records
DATE / 2002
1752。フル盤としては12thくらいか。いわゆるNY3部作の2枚目。O'Rourkeを5人目のメンバとして正式に採用した重要盤。でありながら、非常に地味な印象を持たれる1枚である。3部作の2枚目というのは、得てしてそういう運命をたどりがちなのかもしれない。しかし本作は大きな物語を背負っている。つまり、本作が録音されている時期、2001年9月11日のWTCビル爆破という、アメリカ中心主義的には重要な契機を、すぐそばのスタジオで乗り越えたということ。それは、まさにMurray Streetのすぐ近くであり、僕たちは2003年の9月11日、そのすぐそばを歩きながら、その道標を目撃し、適当な感慨で脳裏を埋め尽くしていた。そんな個人史も絡んでいる。本作は、リアルタイムで買った。つまり、高校3年のとき。そういう意味では、とても大切な1枚であり、とても聴きこんだ1枚でもある。僕たちのなかで、Sonic Youthがリアルタイムとなったのは、前作"NYC Ghosts & Flowers"からであり、その流れを追いかけたという意味では、強く僕たちの道へとつながっていく1枚なのだろう。強い歌心を感じる。感傷さえそこにはあるだろう。そらが、ギターノイズによって、美しすぎるギターノイズによって、見事する。果たして、見事している。ノイズとは、不快なものでは決してないということを教えられた。そして、それは歌うということと十全に共存してしまう。うん、傑作としかいえない。ごめんやで。