Soft Machine : Fourth / Fifth
ARTIST / Soft Machine
TITLE / Fourth / Fifth
LABEL / cbs / columbia
DATE / 1971/1972/1999
TITLE / Fourth / Fifth
LABEL / cbs / columbia
DATE / 1971/1972/1999
1760。えーと、Soft Machineの思い出はと。どっから入ったけ。Robert Wyattかな。それともプログレ周辺として?Zappa先生経由でジャズロックの探求?覚えてない。こんなに聴きまくった本作の記憶がすっぽりと抜け落ちている。少なくとも金はなかった。だからこの2in1を梅田のタワレコあたりで買ったのだ。タイトルどおり、彼らの4thと5thが楽しめるというお徳感に、高校生の頃の僕は惹かれた。ビージェネに憧れてバロウズ先生から許可までもらってまでして彼らが挑んだ戦いは、イギリスはカンタベリーを代表するバンドとして後世に語り継がれることになる。僕自身は、プログレにも疎いし、その周辺(といってよいかは知らんが)としてのカンタベリーシーンも良く分からない。ただ本作は、問答無用でいかしていた。その辺のロックバンドとは違い、演奏に注力しているような気がした。「演奏うめー」と言いたかったわけだ。インストへの偏愛が良く現れている。もしかしたら、その辺の意識が、まだボーカルの乗っていた以前のSoft Machine盤への魅力を削いだのかもしれない。メンバがころころ変わったりするからややこしいけど、Foruthの基本ラインナップはHugh Hopper(ベース)、Mike Ratledge(鍵盤)、Robert Wyatt(ドラム)、Elton Dean(サックス)他。FifthではWyattが抜けて前半をPhil Howard、後半をJohn Marshallが担当した。この2枚をカップリングする意味は、やはり、創設メンバであり、ソロでも名の売れているWyattの差し引きをリスナが聴き比べるためであろう。今聴いてみると、”Fourth”のほうが耳に良く残っている気がするので、キャッチーだったのではないかという単純な推論にとどめておくことにするが。そろそろ1stから3rdも手に入れておくかなと。