Sex Pistols : Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols
ARTIST / Sex Pistols
TITLE / Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols
LABEL / virgin
DATE / 1977
TITLE / Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols
LABEL / virgin
DATE / 1977
2053。John LydonとしておなじみJohnny Rotten (ボーカル)、Steve Jones (ギター)、 Sid Vicious (ベース) 、Paul Cook(ドラム)という編成か。ベースの弾けないSidが2代目として活動をし、そして散っていく。反体制、反骨、その他もろもろの反を背負ったスリーコード革命は、僕みたいな素朴な人間でさえひきつけてしまうほどのかっこよさを持っている。単純ながら、'God Save The Queen'はやっぱりかっこいいのだ。どうしようもなく。誰もが、高校の黒板に思い余って「No Future For XXX」と書いてしまう黒歴史を背負ってしまうほどに。安全ピンを耳に刺してしまうほどに。あるいはVivienne Westwoodのシャツなどで自分を装いたくなったり。その他いろんな偽装でもって、われわれはSex Pistolsの魂に近づこうとする。なんてかわいげがあって、なんて美しいんだろうと思う。憧れとは。何かに近づきたいというとことんどうしようもないその欲望とは。恋愛ににた感情である。ファッション・パンクと呼ばれたって、Sex Pistolsが何かをしたのは間違いないし、唯一残したオリジナル盤である本作が今だって全然聴けるんだから良いじゃないか。邦題は『勝手にしやがれ』。良いじゃないか。そうさせてもらうよ。'Anarchy In The UK'もやっぱりいいなぁ。口癖がファックでも良いじゃない。それでも良いじゃない。どういう意味か分からなくてもいいじゃない。とにかく反!反!反!その態度だけでないことはセンターであるJonny RottenがPublic Image Limitedによって明かすことになる。ちゃらけるなよ。本当にこれは聴いとけ。現代音楽とかプログレとか、まじでどうでも良くなる。