Pink Floyd : Atom Heart Mother
ARTIST / Pink Floyd
TITLE / Atom Heart Mother
LABEL / harvest
DATE / 1970
TITLE / Atom Heart Mother
LABEL / harvest
DATE / 1970
2051。以前紹介した盤"Ummagumma"。ジャケと内容、タイトル、メジャー感、色々ときちっとそろえられた名盤。5th。邦題は『原子心母』。そのまますぎるにも関わらず、この邦題さえ秀逸に感じさせるのはその全体性ゆえか。Lサイドの実家にはこれのLPがあって、本作の'Summer '68'をどや顔で聞かされた記憶が会ったりなかったり。そのトンでも展開に、彼のドヤ感は、どんどんまして行き、パパパコーラスに僕が見せられる一因になっていたり鳴ってなかったりする。どうでも良い。そこはかとなくThe Beatlesに似ている曲でもあった。それはさておき、本作の全体性は僕でもたっぷりと満足できる。M1の表題曲ではらしさ爆発ながら、そのキャッチーさと神々しさの両立でいえば、他になかなか見当たらない秀逸なできといえる。オーケストラを従え、コーラス隊を従え、古いどうしようもない3流SF映画を体感しているような気持ちに陥る瞬間もありつつ、ドラムによって、その辺はしっかりと地に足をつけている。エンジニアにはAbby RoadのAlan Parsonsを迎え、ほぼ手抜かりなく制作されている本作には、抜かりがなさ過ぎて、すべすべしている。いい耳障りである。みんな大好き牛のジャケ写ってことで、キチンと覚えておきましょう。聴くのも忘れずに。