Kula Shaker : K
ARTIST / Kula Shaker
TITLE / K
LABEL / columbia
DATE / 1996
TITLE / K
LABEL / columbia
DATE / 1996
1893。過去盤レビュー。ブリットポップが栄光を極め、まもなく瓦解しようとしていた90年代後半。OasisとBlurの影に隠れて、たくさんの優秀なバンドが、世界を攻め立てていた。その一角をkula Shakerは担っていたと思うがどうだろう。たった数年で解散するんだけど、それを踏まえてもすごいと思う。やっぱり勢いが大事なんだろうな。メンバーはAlonza Bevan(ベース)、 Crispian Mills(ボーカル、ギター)、 Jay Darlington(キーボード)、Paul Winter-Hart(ドラム)というメンツ。僕は2ndから入って、しばらくして1stを買ったと思う。 ソロでも活躍したChrispianがインド旅行して、感銘を受けてという、どっかで何度も聴いたことがあるようなインスピレーションをきっかけにして、Kula Shakerのオリエンタルな音楽は作り上げられている。その違和感は、どこまでも違和感として旋律化されているところがポイントだと思う。オリジナリティ、と呼べるかどうかはわからないけど。その志向が受けてか、再結成しても本国ではぱっとしなくても、日本ではとても人気があるという不思議なバンドになった。それでも本作がリリースされたエネルギーは、相当のもので、デビュー作とは思えないがちがちの体格を抱えている。この曲書いたら、もうやることないよね、という曲を書いてしまってる。とりあえずM1の'Hey Duke'を聴いて、なるほどと思ったら、90年代の熱いたぎりを感じられるんじゃないかと思います。名盤なんでしょうね多分。