William Hooker : Shamballa
ARTIST / William Hooker
TITLE / Shamballa
LABEL / knitting factory
DATE / 1993
TITLE / Shamballa
LABEL / knitting factory
DATE / 1993
2428。たまに聞きたくなる時代の音楽ってのがある。ニューヨークのドラマーWilliam Hookerによるこってりした時代盤。一応単体名義のように見えて、競演にThurston MooreとElliott Sharpが大々的にクレジットされている。サイド1がThurston Mooreとのデュオ、サイド2がEllott Sharpとのデュオ。とても良い音を鳴らしていると思います。とはいえ、itunes上の標記ではトラックは3つあって、M2とM3がボートラ扱いのようなので、いまいちよくわかりません。discogsを見るとM1M2がThurston、M3がSharpということのようです。70年代から界隈で活動するWookerさんに、若手といっては憚られますが当時ではすでにイケイケの2人がギターを絡めていくという構図。それはそれは素敵な物語なのではないでしょうか。ギタリストが違うことで2度おいしいというもよいですね。Thurstonは構成としててインプロに流れているはずなのに、どことなく絡めとられそうなギリギリのところで流れが生まれていくポップさ。あくまでもこの世界においてですが。今はもうSonic Youthの音楽を聴くことが絶望的な状況なんだなぁと意味もなく思ってみたりします。Hookerさんは現在は70を超えるベテランなわけですけど、まだ頑張っていることでしょう。じじい代表として今でも本作のような怒涛のドラミングをしていてほしいところです。死なない程度に。