Brick Layer Cake : Tragedy - Tragedy
ARTIST / Brick Layer Cake
TITLE / Tragedy - Tragedy
LABEL / touch & go
DATE / 1994
TITLE / Tragedy - Tragedy
LABEL / touch & go
DATE / 1994
[54-71]。新譜もできあがったとAlbini先生が語るShellacでドラムを担っているTodd Trainerさんによるプロジェクトです。そういえば、touch & goが休眠した今、Shellacの新譜はどこからリリースされるのだろうか。注目されます。さて、本作。文脈的には期待値があがるところですが、さほどゴリリズムを感じることはなく、毛羽立ったサウンドメイキングはシンプルで、音響的なひりつきもあるわけでもなく、淡々とソングライティングされています。奏者はTrainerさんのほか、Gerard Boissyというかた、そしてSlintやWilcoの録音を手がけたことで、知ってる人は知っているBrian Paulsonさんです。名目上はTrainer1人によるアプローチのていをとっていて、固定化したユニットではないみたいですが。わかりません。かっこいい!とか、しびれる!とか、漏らす!とか、Shellacで強烈に主張されるものが、この3人では全然だされていないってところに。Brick Layer Cakeを知ってる人なんてほとんどいない(僕も初めて知った)という現状が現れては消えているのでしょうね。ゆっくりです。Trainerの決して気持ちよくないブロークン・ワードが乗っかって、不快感こそ創出される可能性はあるとしても、心に届くようなことはありません。通してで聴いても、ん?何がしたいの?気持ちいの?面白いの?という疑問が浮かんでは消えることなく蓄積されていきます。とりあえず、おとなしくShellacに溶けたままでいて欲しいものです。ちなみに、Trainerさんの名誉のために言わせてもらうと、Shellacにおけるプレイは、おしっこチビルどころか、ちんこが音響的に炸裂するレベルのかっこよさを生み出しているので注意しましょう。女の子はしりません。