Oasis : (What's The Story) Morning Glory?
ARTIST / Oasis
TITLE / (What's The Story) Morning Glory?
LABEL /creation
DATE / 1995
TITLE / (What's The Story) Morning Glory?
LABEL /creation
DATE / 1995
2090。90年代を華麗に描き変えた歴史的な1枚である。M1は'Hello'という曲で始まる。素晴らしいではないか。90年代はイギリスの時代であり、彼らが世界にばら撒かれ、そして僕たちの音楽が作られた。60年代の言わずと知れたBたちによる第一次、そして80年代にはN.W.でメイキャップしたヴィジュアル系の人たちが、そして90年代とはおそらく3回目となる侵攻が企てられた(結局失敗したのではないか。いくらKurtがすでにいなかったからといって)。その絶頂が本作であり、その映画は短く1997の"Be Here Now"で終わる。あっさりと。この頃のOasisは乗っていた。インディーのしがないレーベルで、MVの"Loveless"に金をつぎ込みすぎたために破産寸前のcreationに莫大な富をもたらした。本作だけでも相当なものだったっただろう。2ndにして、この哀愁である。M3の'Wonderwall'とかやっぱり何かが降りてないとかけない旋律だと、僕は思う。誰がなんと言おうと、神がった曲である。当時のメンバは Paul McGuigan(ベース)、 Alan White(ドラム)、 Noel Gallagher(ギター、ボーカル)、 Paul Arthurs(ギター、ピアノ)、そして無能な Liam Gallagher(リアム)。でもリアムが歌わなければOasisはOasisでなかったという残念な側面があり、だからこそ、現在Oasisは自家撞着に陥り、消滅したのである。どうしようもない男である。そして兄は天才的な曲を書いてしまう。彼は今はBlurのDaemonと大の仲良しみたいな風で、UKのショービズを楽しませている。カムバック90年代である。もしかしたら新しいバンドなんかができるんでは、という朗らかなニュースに僕たちは胸をときめかせたりする。うまくのせられているようだ。当時のOasisはベッターにThe Beatlesの大曲へのオマージュを混ぜて、たからかにアンセムのような曲をバンバンぶち上げていた。ライブでは気持ちよく、糞ったれなLiamが手を後ろに組みながら歌っていたことだろう。クソッタレが。驚くべきソングライティングと、大仰なパフォーマンスでもってこの2ndは売れまくった。そりゃそうだ。それぐらいの才能がぶち込まれている。それぐらいの価値が乗っけられている。僕もこの頃のOasisの曲が大好きで、本作リリース前に出て、どの盤にも収録されなかった'Whatever'も好きだった。'Wonderwall'と'Whatever'はすごい旋律であると思う。それにほだされて買った続く3rdが大失笑を買い、イギリスを奈落の底に叩き込み、あっさりとブリット・ポップを終焉させた"Be Here Now"だったというのは何度もこのブログで説明しているとおり。だから僕はOasisに対して屈折した恨みがあるのであった。でもでも、と僕は思う。Oasisが事実上解散、残りカスのBeady Eyeはオリンピックで'Wonderwall'をやったらしいけど、まじで勘弁してくれよビッグマウスLiam。とにかく僕は、DaemonとNoelの新バンド、それだけに期待する。頼むぜひとつ。