By The End Of Tonight / Tera Melos : Complex Full Of Phantoms
ARTIST / By The End Of Tonight / Tera Melos
TITLE / Complex Full Of Phantoms
LABEL /temporary residence
DATE / 2007
TITLE / Complex Full Of Phantoms
LABEL /temporary residence
DATE / 2007
2033。2つのバンドのスプリット盤。どちらも、数学的なアプローチに定評がある。一方は、By The End Of Tonight。なかなか痛いバンド名に共感を覚える。メンバーはBrett Taylor(色々)、James Templeton(ベース)Jeff Wilson(ドラム)、Stefan Mach(ギター)。 ギターの音がヘビメタのそれ、というか全体的にヘビメタのそれで、インストだがシャウトまでだみっていてきらびやかなメイクが目に浮かぶようだ。それほどリズムで刻んでいくタイプにも感じないし、抜けをうまく使うタイプでもない。M5なんかは一瞬その素養がみえるものの。で他方のTera Melos。これは聞いたことあるバンド名ではないか。 メンバーはNate Latona、Nick Reinhart、Vince Rogers。担当はよく分からん。歌ありで、手癖のあるフリーキーなギターとドラム。はやったことのマスに典型的なスタイルか。temporary residenceもこの手のバンドにつばをつけるのは良いけれども、最終的にシーンをうまく構成できなかったという印象がある。それにしても、つまらないと思う。どうしようもなくつまらない。まるで人生ではないか。PeleやDon Caballeroののように輝けるバンドはいないのか。それともこの感覚は郷愁に過ぎないのか。BTEOTやTMに先にアプローチしていれば、それより一世代まえのバンドなんて、所詮は過去の遺物でトイレに駆け込んで流されてしまうようなものだったのか。分からない。でも自分の抱えているもので、その手持ちでやっていくしかないのだ。そう言い聞かせて次の話を棚上げとする。