Joel Tammik : Eluline
ARTIST / Joel Tammik
TITLE / Eluline
LABEL / u-cover
DATE / 2005
TITLE / Eluline
LABEL / u-cover
DATE / 2005
1860。myspace。そろそろ東京で買い込んできた盤たちもつき掛けてきた。次の買出しはいつになることやら。そう思いながら、久しぶりにベルギーのu-coverの盤をレビュー。IDMがちやほやされた00年代中盤において、消費され、朽ちて言ったレーベルu-cover。僕が、集め切るんだと、と月に誓った学生時代の気持ちに嘘偽りはありません。エストニア出身のJoel Tammik。世界の第三局にも開かれるのが電子の世界とさえ思ったあの頃が懐かしい。音楽は国境を越えるという証左である。などと甘っちょろいことを思う、薄っぺらな人間たち。その一部になること。その信念を抱えること。それを他者の鼓膜にぶち込むこと。何食わぬ顔で。お洒落に。それが僕の最大の命題であった。勝ち取るべき、金剛山のようなトーナメントなのであった。世界での挑戦を終えたJoel Tammikの音楽が小さな小さな島国に届く。バナナのような皮膚を持つ男性がそれを耳にたらしこむ。リズムパートは薄い。アトモスフィアで持っていくアンビ傾向の音楽だと、認識する。つまらない、かも、とこわばる身体。トラックを飛ばす。次、次、次、次。聴くという行為が、無価値なものであっても機能する類の音楽。ほとんど多くの人間に無視されるタイプの、崇高な、泥のような音楽。