King Kong : Funny Farm
ARTIST /King Kong
TITLE / Funny Farm
LABEL / 1993
DATE / drag city
TITLE / Funny Farm
LABEL / 1993
DATE / drag city
1719。myspace。以前紹介した盤"Buncha Beans"。2nd。本作はいつものようにEthan Bucklerを中心に、Richard Schulerというかたにドラムを任せ、あとは流動的ゲストを呼んでご機嫌に成立している。Casey RiceやDavid GrubbsやBritt WalfordやBrad Wood(録音も担当)という盟友たち。仲良し仲良し、楽しくゆるく。かつては俺たちも、ゴリゴリしてたけど、ちょっと息抜きしようと。そんな牧歌的ムードのなかに、こっそりと隠しているような、ひりつく演奏に僕なんかはメロメロになってしまうわけです。この時期から、シカゴを地元とするバンドたちはTortoiseを中心として(というかほぼすべてとして)いわゆるポストロへと(あるいは広義には、ジャズなどそれまでの非ロックミュージックを取り入れた方向へと)シフトしていくわけですが、それを尻目に先祖がえりを起こすという勇気。それをきちんと評価しないなんて、何も見えていないに等しい。もっとKing Kongに光を。大きな拍手をする必要はない。ただただ、時代への抗いにパンクな敬意を。隠し持つ爪に、ソリッドな畏怖を。ただの良盤。