Jamie Lidell : Multiply
ARTIST / Jamie Lidell
TITLE / Multiply
LABEL / warp
DATE / 2005
TITLE / Multiply
LABEL / warp
DATE / 2005
1685。myspace。Lサイドによるレビューはこちら。mille plateaux系作家のCristian Vogelの盟友であるJamie Lidellが、マニアック・ミュージックのカテゴリーで苦悩を続けていくような輩でないことは、現在の作風からして用意に了解できる。彼は陽気だ。あまりににグラインドしすぎて腰を痛めているかのような感じ。そんなエロス。そんなグルーブ。そんなソウルネス。彼がwarpに現れたとき、一つの素敵な地平が開けたともいえる。カメラをパンをするとき、左から右への〈流す〉パンというのはしないに等しい。すべきパンとは、右から左へと〈持ってくる〉パンなのだ。必要なのは、持ってくること。グルーブに必要なのも、こちら側に持ってくることだ。M3は秀逸だ。確実に持ってきている。過去をアップデートすること。先鋭な形で。それを成し遂げることの困難さったらないと思っている。過去は死んだ。参照できたとしても、それを新しいものとして提示するなんて。そんなバカな話はない。60年代は過ぎ去った。何よりもマイケルは死んだ。しかし、ここで鳴っている音楽はなんだ。電気によって生気を取り戻したフランケンシュタインが腰を振っている。ソロ2ndにして、新しい領域へと飛び込んだ傑作といえる。