Larry Ochs / Sax & Drumming Core : Out Trios Volume Fice - Up From Under
ARTIST / Larry Ochs / Sax & Drumming Core
TITLE / Out Trios Volume Fice - Up From Under
LABEL / atavistic
DATE / 2007
TITLE / Out Trios Volume Fice - Up From Under
LABEL / atavistic
DATE / 2007
1683。atavisticによる〈out trios〉シリーズの5作目。以前紹介したシリーズ作はこちら。今回も渋い3人が集まっている模様。中心となるのはベテランのLarry Ochs(サックス)。そして脇を固めるのがScott AmendolaとDon Robinsonというツードラム。変わった編成のトリオですね。Larry Ochsといえば、フリー系で、70年代からサックス集団のRova Saxophones Quartetとして活動していました。その試みは2005年、Fred Frith、Ikue Mori、Otomo Yoshihideらを招いてRova::Orkestrovaとして結実しています。Don Robinsonもそのプロジェクトには顔を出していました。Scott AmedolaはNels Clineとの仕事を多くこなしていますね。Clineは言うまでもなく、"Sky Bule Sky"よりWilcoに加入したギタリストですね。彼も先のオーケストラに参加していた模様です。そんなある程度の位置がわかる、比較的取っ組みやすいトリオとなっています。まあ、やってることはインプロが比較的強く出ている部分もあるのですが、それでも充実したまとまりを持った全8曲です。評判が良かったのか、2009年には田村夏樹(トランペット)と藤井郷子(ピアノ)という日本人2人を加えて新譜をリリースしています。今後も何かしらの動きが期待できるプロジェクトなのかも知れません。僕はフリージャズというものを、それほど聴いてきたわけではないですけれども、そのスタイルがかなり好きです。だから本作も、そのうまい下手を判断できないために、問答無用の「好きな感じ」に襲われています。ツードラムとはいえ、決してぶつかりあいがあるわけではなく、両者はどこまでもLarry Ochsを引き立てるためのつつましさを持っています。気持ちが良い。素敵だ。僕たちはどこまでも素敵なものを求めてるんだから。