Manishevitz : City Life
ARTIST / Manishevitz
TITLE / City Life
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2003
TITLE / City Life
LABEL / jagjaguwar
DATE / 2003
1609。以前紹介した盤"Grammar Bell And The All Fall Down"。3rd。本作で一応現在までにjagjaguwarからリリースされているManishevitzの盤すべてを手に入れたことになる。やっぱりバンド形式みたいで、本作の布陣を紹介すると、Joe Adamik(ドラム、キーボード)、Adam Busch(ギター、ボーカル)、Ryan Hembrey(ベース)、Nate Lepine(サックス、フルート)、Fred Longerg-Holm(チェロ、コルネット)、Via Nuon(ギター)という感じ。それぞれが自分たちの領域でしっかりと活動している印象をもつ面々が集まっていますね。シカゴ系愛され、とでも名づけるべき集合率です。個人的に感動した2ndの"Rollover"と同じ布陣だといえます。正式メンバなのかわかりませんが。これにサポートが加わると。プロデはMichael Krassner。Krassnerさんも結構仕事してますよね。本作はjagjaguwarの記念すべきカタ番50にあたり(jag50)、レーベルとしてもManishevitzに思い入れがあるのではないかと疑いたくなります。関係ないのかもしれませんが。ジャケも良く見ますよね。さて、内容ですけれども、直感的に素敵歌モノと感じられるものではなく、M1などを聴くと、なんとなく歌モノBrian Enoを想起しました。てかどうも、本作の前にリリースされたepである"Private Lines"はRoxy Musicの曲を取り扱っているようで、遠からずの影響関係にあるのかもしれません。ボーカルが素っ頓狂な高音使いで、曲もアップテンポなものが入り混じり、全体的に明るく、親しみ易い印象を受けます。Sea & Cakeをかなり崩した感じとでも言いますか。奇怪なポップスが演出されているといえるでしょう。これはこれで評価すべき内容を秘めていると思います。一応全体的には2ndの延長を感じさせる静謐さも兼ね備えていますし、個人的には満足できるクオリティに仕上がっているといえます。4thではjagjaguwarを離れてしまい、myspaceで聴く限りでは結構変貌を遂げている印象を受けますが、とりあえずそちらも手に入れ次第レビューしようと思います。個人的な好みとしてはもう少しシリアスであって欲しいけれども、いい盤だと思いますね。