Motorpsycho + Jaga Jazzist Horns : In The Fishtank
ARTIST / Motorpsycho + Jaga Jazzist Horns
TITLE / In The Fishtank
LABEL / in the fishtank(konkurrent)
DATE / 2002
TITLE / In The Fishtank
LABEL / in the fishtank(konkurrent)
DATE / 2002
1584。in the fishtankシリーズを手がけるレーベルkonkurrentはずっと同シリーズにMotorpsychoを招待したかったようですが、つながりがなくて実現しなかったらしいですね。で、Motorpsychoが手がけるレーベルStickmanのディストリビューションをkonkurrentが行うことになったことをきっかけに、本作が実現したという。記念すべきシリーズ10作目です。そんなに愛されているMotorpsychoは、巨乳好きのエロ映画監督Russ Meyerによる1965年の作品から名前を拝借したというお茶目なユニットであり、ノルウェー出身で、1989年に結成されました。多くのリリースがありますが、2008年にはrune grammofonからリリースしたことで少し話題になりました。さすがに参与してる面子が多いので、紹介は省きますが、非常によい仕上がりとなっています。同郷の組み合わせの妙なのかもしれません。in the fishtankシリーズは、結構がちゃつくイメージがあったのですが、本作では結構しっかりと構成をとって聴かせる楽曲を提示している。本来このシリーズは30分未満で収まることが要請されてると思うのですが、46分という異例の長さもあいまって、非常に濃密な内容を提示していると感じます。決して各パートがかち合わずに、隙間を埋めあいながら演奏しあう皆さんは、まさに互いの技量を認め合った上でセッションを行っているのでしょう。ラストM5における20分を超えるセッションは切り裂くような緊迫感でもって最後までテンションを下げることはない。まさにやりきっている熱さが伝わってくる。買うべきかもしれませんね。残念ながら、in the fishtankシリーズも、最近はめっきり新作のアナウンスが聞こえてきません。われわれはこんなに待っているのに。もう適当な参加者がいないというのが実情かもしれないけど。HIMとかBattlesあたりでやればいいんじゃないすか。