Keith Fullerton Whitman / Greg Davis : Yearlong
ARTIST / Keith Fullerton Whitman / Greg Davis
TITLE / Yearlong
LABEL / carpark records
DATE / 2005
TITLE / Yearlong
LABEL / carpark records
DATE / 2005
1600。Lサイドによるレビューはこちら。われらがGreg Davisとさまざまな名義を使い分けて種々のレーベルをわたり歩くKeith Fullerton Whitman(参考:1)によるコラボ盤です。録音時期は2001年12月から2002年11月にかけてライブ録音されたものだそうで、まあよくある電子作家のオナニー的内容を含んでいるといえるでしょう。ただし、人に聴かせても大丈夫なオナニーです。AVでもなぜ彼女たちがオナニーをしている姿をわれわれに見せ付けるのか、考えたことがあるでしょうか。そこにわれわれが身体感覚を仮託すべき存在がいないにも関わらず。非常に複雑な文化的背景がそこにはあるわけですけれども、端的に言えば、彼女たちはその行為を鑑賞の領域へと高め、それを美的に提示している、と言えるでしょう(僕もついに、適当に「美的」という言葉を使えるようになったわけだ。ファックとシット)。適当言ってるけどね。信じるやつはいないだろうが。M4なんか良いですね。胃がきりきりする。きりきりってすごい擬態ですよね。きりきり。そういえばきりきり舞いとも言うくらいで。結局ダンスなんですよね。適当言ってるけどね。頭が働かないんですよね(働いてたことなんて生まれてこのかた一度もないけどね)。そうなんだけどね。ひとつ言いたいとすれば、本作はきらきらしてるってことなんです。「り」と「ら」の違いが強烈な個性として、われわれを勃起させるわけです。いいオナニーです。