Bill Ding : Trust In God, But Tie Up Your Camel
ARTIST / Bill Ding
TITLE / Trust In God, But Tie Up Your Camel
LABEL / hefty
DATE / 1997
TITLE / Trust In God, But Tie Up Your Camel
LABEL / hefty
DATE / 1997
1590。最近heftyの話題をほとんど聞かない。そもそもそんな話題性に富むレーベルではなかったけれど。スパノバとかががリリースしたときは少し面白かったけどさ。それもこれも首領であるJohn Huges III(参考1)がいろいろなことをやりすぎだからだと思うわけですよ。このBill Dingも結局そのひとつなわけで。Bill DingはJohn Huges III(ボーカル)、Dan Snazelle(ギター、ベース)、Par Kenny(ドラム)、Rick Embach(ヴァイブ)という布陣。サポートにはThe CocktailのJohn Upchurch(クラリネット)などがいます。にしても、聞いていて本とウンい何がしたいのかちんぷんかんぷんですね。別にインプロで瓦解したりしてるわけではなくて、構成はとっているのですが、手弾きで来るのかと思ったらM5のように中途半端な電子でインダストリアルみたいなものを演出したり、M6のように肉弾戦的演奏のもとでZappa的な味付けをしたり(この路線は結構好きかも)、M7みたいにアコギで半音くだりの美メロを聞かせたり。M9ではサポートによる管楽器を印象的に響かせたり(これもまあ悪くない)、いろいろあるけど支離滅裂が半端じゃない。一応これも歌モノということになるのかもしれないけれど。基本的にHuges IIIの手によるものと想像される変な電子使いを抑制すれば、意外とすんと落ちる盤になったと思うのだけれど。まあ自分のやりたいことを実行するためにレーベルを運営しているのでしょうから、好きにやってくれたらいいんだけどさ。