James Chance & The Contortions : Lost Chance
ARTIST / James Chance & The Contortions
TITLE / Lost Chance
LABEL / reachout international records / musicmine
DATE / 1995 / 2005
TITLE / Lost Chance
LABEL / reachout international records / musicmine
DATE / 1995 / 2005
1577。日本盤はジャケ違い。2曲のボートラ含む。帯いわく「NYノーウェーブシーンの中心的存在"ジェイムス・チャンス&ザ・コントーションズ"。その最盛期だった81年のライブ音源をボーナストラックを加えて日本語盤リリース」。ノーにしては珍しく、ちゃんと演奏する感じです。数曲James Brownのカバーが含まれて降りまして、ファンクな魂を同名なだけに継承したかったのかもしれません。グルーブも良い。James Chanceはサックス、ボーカルを担当しており、残りの面子がThe Contortionsということになります。その構成はCherie Marilyn(バックボーカル)、Colin Wade(ベース)、 Ralph Rolle(ドラム)、Chris Cunningham(ギター)、Jerry Agony(ギター)という布陣。"No New York"に参加したオリジナルとはまったく違うわけですけども、James White & The Blacksのときも似たような面子だったようです。てか多分こっちのほうが遥かにちゃんとしていると思いますね。いや、かっこいいと思いますよ。吐き出すようなボーカルはともあれ、非常にスマートで、気配りができて、端整で、広くもてるタイプだと思います。基本的に80年あたりのライブ音源になるわけですけれども、本作のできを考えればもう少し評価されてしかるべき存在のように思います。まあ下手にうまくなってしまったことが実は不幸だったのかもしれませんが。僕は本作に関していえば、音も含めてかなり好きですね。ジャズとファンクが混ざったようなのが個人的な趣味にあっているのかもしれません。にしてもなぜ2005年に日本盤がリリースされたんでしょうね。日本でではないですが2005年にJames Chance/Whiteの4枚組みボックスもリリースされていたようで、知らないうちに再評価熱が高まっていたのかもしれません。そういえば"No New York"のリイシューも近場では2005年だったな。そういうことか。