Tujiko Noriko : Blurred In My Mirror
ARTIST / Tujiko Noriko
TITLE / Blurred In My Mirror
LABEL / room40
DATE / 2005
TITLE / Blurred In My Mirror
LABEL / room40
DATE / 2005
1535。myspace。いつの間にか日本電子界の歪んだディーヴァになっていたTujikoさん。多分megoからリリースされた『少女都市』あたりのインパクトが強かったんだと思います。写真を見る限り意外な美貌も備えていますから。『少女都市』は2006年にリイシューされたので今でも比較的コミットしやすいかと。このブログにおいては以前PitaとのコラボユニットDACMの盤(参考:1)を紹介しました。そこではあまり本作のようなメロディアスな作風を発揮していませんでしたが。本作がどういう性格のものかわかりませんが、全7曲40分に満たない内容で、M2M5M6を除いてLawrence Englishが作曲をしているようです。作詞は彼女が全部担当しているみたいですが。興味深いのはM2で恩田晃が絡んでいるところですね。本作のジャケも彼が手がけているようです。M2は彼のMajuつながりで元Neina(参考:1)のSakana Hosomiも絡んでたり、かなり日本人色の強い内容になっている。またM3M6ではFor Barry Ray(参考:1)のJohn Chantlerがドラムをたたいてたりします。狭いっちゃ狭いですが、彼女のミュージシャンシップの高さが伺えます。いまいちかなーと思っていましたが、M5なんかを聴くとキャッチーな中に丁寧さが垣間見れて好感を持ちました。歌い方独特で、他のトラックではかなり鬱陶しいのですが、M5はバランスが取れています。調和って大切なんですね。この感じをベースにしているとすれば、なかなかいい作家なんではないかと想像しますが、他の盤のタイトルやジャケを見ていると、日本の土着的サブカル臭を漂わせてますから、どうなんだか分からないですね。やっぱり『少女都市』あたりから真価を確かめるほうがいいみたいです。